
靴づくりにおける「製法」とはアッパーとソールの接合法、すなわち底付けを指します。なかでもグッドイヤーウェルト製法は、いくつかの製法を駆使するリーガルがことに得意とする技術。この伝統的な製法を採用することで、最初は少し硬く感じるものの、履き込むと足によく馴染むうえ、疲れにくく、大変堅牢な靴に仕上げることができます。しかもアッパーに中底と細革(コバの革)を縫い付け、そこに本底を当て、もう一度縫うという底付け法なので、後者の縫製だけをほどけばソール交換も可能になるという利点もあります。この複雑な底付けのみならず、リーガルは全工程にわたり手間を惜みません。結果、1足に要する工程は、なんと約130にもなります。しかも、こうした技術面を支える機械や道具にも強いこだわりがあります。たとえば写真右の、アッパーに中底と細革を縫い付けるためのグッドイヤーマシンと呼ばれる機械をメンテナンスを繰り返しつつ、約30年間大切に使い続けています。このように、リーガルは伝統的な機械や道具も駆使しながら、いつまでも末長く履き続けていただける"1足"を作り続けています。