
革を選ぶこと。これがリーガルの靴づくりのファーストステップです。革は1枚ごとにコンディションが異なります。傷やダニ跡、虫刺され、血筋などの多い革を除き、風合いや色合いがよく、適切な柔らかさと厚みのある革のみを選び出さなくてはなりません。たとえば写真左の新シリーズ「アフェット」の各モデルの場合、アッパーにキップ(生後半年~2年までの牛の革。成牛革よりきめが細かい)を使用。その厚さの基準は1.5mmで、許容される誤差はわずか±0.1mm。これを少しでも越えたら、その革は使用しません。なぜなら不適切な革は靴としての耐久性や美しさを損ねかねないからです。そしてリーガルは、こうした正確な検品を行うため、2名の皮革専門の検査員を配しています(こうした検査員を擁するシューズメーカーは、じつは日本では大変稀なのです)。それぞれキャリア13年、40年のベテランである彼らが、その熟練した目と手を駆使して選別した革のみが製造工程に乗せられていきます(写真右)。ちなみに両名が1日にチェックする革の枚数は、キップの場合で平均500枚以上。これは、まさにプロ中のプロだからできる"神業"です。