ART of REGAL

アート オブ リーガル

Regal アートオブリーガルは、毎回、平面・立体にこだわらず、
国内外問わず活躍するアーティストにREGALの代名詞の一つである
「ウィングチップシューズ」を題材に制作をお願いするものです。

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Regal Paper 2017 FALL Vol.17 ART of REGAL 川崎誠二 彫刻家

川崎誠二さんは、まるで本物と見間違える程、
「食べ物」などを精巧に木彫りで表現する
Regal Paper 2017 FALLの表紙を飾るアーティストです。
その川崎誠二さんにアーティスト活動のきっかけなどを
あらためてインタビューさせていただきました。

Q1: アートを始めるようになったきっかけはなんですか?また現在の作品(表現方法)に至った経緯を教えてください。

アート自体はずっと好きで、特に美大などで専門教育は受けていませんが、何かしら制作していました。主に、ボールペンで細密で抽象的でコンセプチュアルなものを描いていました。「木彫りの食べ物」を作るようになったのは3年前の夏からです。当時同居していた中学三年生の姪が夏休みの工作の宿題に木でトーストをつくりました。作ったといっても、それはあまりにもただの木の板そのもので、私は(こういう形にしたら良いのに…)とイメージが湧き、勝手に手を加えてしまいました。それをTwitterにアップしたところたくさん反響がありネット記事やテレビなどでも紹介され、そういったことをきっかけに食べ物の木彫りをはじめました。

Q2: 今回のRegal Paperの作品作りで意識したことや難しかったことなどはなんですか?

普段は「食べ物」を木彫りで作っていますが、今回はデザインされた製品なので、デザインした人や作っている人たちを唸らせることができるような物になるように……と思いながら制作しました。リーガルの店舗でリーガルの靴の特徴などお話を伺ったのも制作に役立っているかと思います。靴は製品で決まった形があるものですから、食べ物と比べて形の狂いが本当に許されないというところは大変な点でした。大きさという点でも、普段の手のひらサイズのものと比べると大きく、道具や作り方など学ぶところ多かったです。
また、一つの作品の中で本当に稠密に作っていく部分と荒々しく作った部分を組み合わせるのも今回が初めての取り組みでした。それぞれ異なる作り方が必要で、また同時にそれらをうまくバランスさせるのも難しい点でした。この手法で新しく表現できそうなことのイメージも湧いてきているので、とても良いきっかけになりました。

Q3: 今後の活動予定、展望を教えてください。

東京や静岡市で展示をおこなう予定です。木彫りワークショップを定期的にひらいたり、教室をひらきたいとも考えています。
本物そっくりの木彫り以外にも、人に良いと思ってもらえる作品づくり、自分の表現を探求していく作品づくりをしていきたいです。

川崎誠二 SEIJI KAWASAKI
彫刻家/静岡県在住

1984年11月26日生まれ。静岡県沼津市生まれ。2013年東北大学工学部建築社会環境工学科中退。
2014年姪の夏休みの工作を手伝い『木彫りのトースト』を制作し、その様子をツイートしたところネットで話題に。
これをきっかけに写実的な木彫りの食べ物を制作を開始。2016富士の山ビエンナーレ2016参加。
国内TVメディアや世界中のネットメディアでも作品は取り上げられ話題になる。
岡山県産ひのき材PRのTVCM用にも作品を制作。不定期で木彫りワークショップを開催。
https://shiawasenahito.wordpress.com