ART of REGAL

アート オブ リーガル

Regal アートオブリーガルは、毎回、平面・立体にこだわらず、
国内外問わず活躍するアーティストにREGALの代名詞の一つである
「ウィングチップシューズ」を題材に制作をお願いするものです。

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Regal Paper 2016 SUMMER VOL.12 ART of REGAL tsukao フォトグラファー

tsukaoさんは、光をテーマにした写真、
映像作品を作りつづけているフォトグラファー。
REGAL PAPER 2016 SUMMERの表紙を飾るアーティストです。
そのtsukaoさんにアーティストとして活動するきっかけなど、
あらためてインタビューをさせていただきました。

Q1: アートを始めるようになったきっかけはなんですか?また現在の作品(表現方法)に至った経緯を教えてください。

幼いころから、絵を描いたり、ものを作ったりするのは好きで、小3のころにはお年玉を貯めて買ったトイカメラで、近所を撮って編集し、雑誌を作ったり、まんがを描いたりしていました。大学の時に写真部に入り、卒業後は写真家に弟子入りをして、本格的に写真をはじめました。今回のような正方形の写真は、師匠から勧められたローライフレックスを買ってから撮り始めました。古いレンズ特有のにじみが、自分がいつも感じている光に近い気がして気に入っています。師匠にはとにかく光を観ることを教わりました。昨年出した写真集「ALL L/Right」は、ニュースを聞く度絶望しかしない世界で、希望を探す物語です。今この瞬間にも、まったく知らない世界のどこかで愛すべき瞬間が生まれていると思うと、生きていける気がするような気がして、日常の光の中の愛すべき瞬間を集めました。暗闇のトンネルに閉ざされたとき、向こうに一筋の光が見えたら、ひとはそこを目指すでしょう。光は希望なのだなと感じます。

Q2: 今回のREGAL PAPERの作品作りで意識したことや難しかったことなどはなんですか?

今回は初めて i phone のみで作品を作りました。いつも旅先などからinstagramで投稿はしているのですが、今回は「REGALの靴と旅に出る」というテーマで、いろいろ歩きました。「春の花に包まれた女性と、青空とコンクリートの街にいる男性の、デート前の気持ち」というのが裏テーマです。歩きたくなる季節の光とそわそわ感みたいなものが表現できたらと思いました。

Q3: 今後の活動予定、展望を教えてください。

2015年7月に写真集「ALL L/Right」を出版し、同名写真展を代官山ギャラリースピークフォー、青山ブックセンター、清澄白河MITSUME、神戸ギャラリー北野坂、高松BOOKMARUTE、横浜MARINE& WALKと巡回しました。2016年4月5日~5月8日までH&R六本木で「ALL L/Right」展、5月は駒沢のブルックリンリボンフライで展示予定です。2016年5月22日まで台湾の緑光+MARUTEで「日本の写真ー新たなる世代」展に参加しています。こちらは2016年7月に香川県の高松にも巡回予定で、瀬戸内芸術祭に合わせどこかの島でも展示するかも知れません。

tsukao
大学卒業後、写真家菅原一剛氏に師事、2006年独立。広告、雑誌、書籍、音楽、CMなど幅広く活動中。
著書に「東京空気公園」(主婦の友社)、「うたかた」(角川/プレビジョン)。
写真詩集「どこかの森のアリス」(LD&K)、「雪の国の白雪姫」(谷川俊太郎・小松菜奈/ PARCO出版)では写真と映像を担当。
「TRANSIT」ブラジル号(講談社)、「Couleur Cafe Brazil」「Nostalgique Paris」(LD&K)など旅で愛すべき瞬間を撮る仕事も多い。
2015年写真集「ALL L/Right」(リブロアルテ)出版。見えないけれどそこに感じる大切な”何か” を撮り続けている。
http://tsukao.net