REBORN!

道具としての靴本来の魅力を大切に、現代的に編集・提案する。
ヘリテージを色濃く受け継ぎ、素材や製法を突き詰めつつも今を感じるデザインと心地よいフィッティングを叶えている。
リーガルのDNAである、伝統と革新。相反する二者を“機能美”という共通項でつなげてアウトプットした。
見て格好よく、カジュアルに履けて、気持ちが満たされる靴。
目指したのは、リーガルだからできる、新しい本物のスタンダード。

  LAST

「どんな靴を作るか」目指す靴に向かう出発点となるのがラスト(木型)だ。100年を超える歴史と、手がける靴の幅広さゆえ、リーガルが所有する木型は同業者も驚くほど多い。言い換えれば数々の挑戦の証でもある、その膨大な分母から今回吟味した木型は、アメリカから海を渡り、受け継がれ、更新されたものをベースに、今の日本人の足に合うフィッティングと、造形美のベストな着地点を突き詰めている。特に親指側と小指側のカーブや、締める・ゆるめる箇所の設定を重視。結果、履いた時に感じるのは、心地よいホールド感だ。それはまるで、パズルのラスト1ピースがはまったような快感かもしれない。

  DESIGEN

こぢんまりとしたサイズなのに、靴はやたらとパーツの名前が多い。それはいかに多くのパーツが、そしてデザインがあるかの表れともいえる。その豊富なバリエーションを俯瞰し、REGAL STANDARDSが提案するのは新たなスタンダードとなるべき一足だ。例えば100年以上もの歴史を持つ普遍のベーシックデザインを、レザーと機能性ファブリックを組み合わせた異素材ミックスで現代的にアレンジ。端正ながら軽やかで、より使える靴に進化させている。他の靴も同様に、各々のストーリーをふまえつつ、色合わせやシルエットをアップデート。シューズメーカーが本気で考えた「普段使いのレザーシューズ、これさえあれば」を揃えている。

  CONSTRUCTION

REGAL STANDARDSが作られるのは厳選された工場。部品交換を重ね何十年も使い込まれた機械も少なくないその場所で、多くの職人の手を経て形となる。コンセプトのひとつ「道具としての靴本来の魅力」を見つめ、ベストな製法を使い分けるのもこだわりだ。代表的なひとつが、リーガルが創業時より得意とするグッドイヤーウエルト式製法。堅牢で足なじみに優れ、履きこむほどに味が出て、修理して長く履ける。そして何よりこのボリューム感は今の服によく似合う。隠れた細部まで丁寧に仕上げているから、たとえ靴が透明でも堂々と履ける。

  FITTING

28。片足(くるぶし下からつま先まで)の骨の数だ。歩行時にはこれらが連動して動き、足の形は絶えず変わる。その点を意識してラストの完成度を高めるのはもちろん、REGAL STANDARDSはもう一歩踏み込んで「革靴を履きなれない足にも優しい心地よさ」を追求。タンや履き口にパッドを内蔵したり、高反発素材のカップインソールをセットしたりと、足を入れた時から柔らかで、一日履いても快適に過ごせる工夫を施している。レザーシューズならではのホールド感がありつつも構えず履ける、等身大のフィッティングが新鮮だ。背筋が伸び、足取りが軽くなる。

  STANDARS

“飽きのこないもの”に共通しているのは、理屈がデザインに落とし込まれた機能美ではないだろうか。使う時の心地よさと直結した美しさは、時を経ても色褪せない。REGAL STANDARDSの真骨頂もそこにある。時代や世代を問わず履けて、日々の暮らしになじむ。お気に入りを選び、気負いなく履き込み、いつしか自分の一部になる。そんな愛着が持てる品をひとつひとつ揃えていくのも心躍る作業にちがいない。