ART of REGAL

アート オブ リーガル

Regal アートオブリーガルは、毎回、平面・立体にこだわらず、
国内外問わず活躍するアーティストにREGALの代名詞の一つである
「ウィングチップシューズ」を題材に制作をお願いするものです。

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Regal Paper 2018 FALL Vol.21 ART of REGAL 荒木由香里 アーティスト

荒木由香里さんは、既製品を再構築し、
新たなイメージを創り上げる
Regal Paper 2018 Fallの表紙を飾る現代美術作家です。
その荒木由香里さんに作家活動のきっかけなどを
あらためてインタビューさせていただきました。

Q1: アートを始めるようになったきっかけはなんですか?また現在の作品(表現方法)に至った経緯を教えてください。

小さい頃からおもちゃで遊ぶよりも、絵を描いたり何かを作ったりするのが好きで、そのまま大きくなったと思います。子供の頃はとても天邪鬼なところがあって、欲しいおもちゃを買ってもらうよりも、お店でじーっと見て帰宅して真似して作って遊んでました。幼稚園のときは学習机が欲しくて、ダンボールを切り貼りしてロボットの机を作ったりしてました。すぐに壊れたけれど、すごく楽しかったのを覚えています。私の作品は、身の回りの既製品や色や空間や先入観や言葉、つまりはこの世にあるものなんでも素材にしています。なんでも気に入ったものは収集癖が昔からあって、雑貨やおもちゃが好きでよく集めていました。木や石を掘ったり粘土をこねたりするよりも既製品の方が身近な素材でしっくりきます。
祖母と海岸を歩いて浜辺に流れ着いたものを拾ったりしていたのも、何かであったものを素材にしたいと思うきっかけになっていると感じます。
その時のテーマで素材を寄せ集めて、集まった物の素材感や形を活かして再構築するんです。新しい価値や視点、世界の本質を知りたくて日々制作しています。

Q2: 今回のRegal Paperの作品作りで意識したことや難しかったことなどはなんですか?

実際に革靴を目の前にして、リーガルさんの歴史や職人さんの仕事を感じ取ることができ、そんな時間や職人さんの手仕事を形にできたらと思いました。過去と未来を繋ぐようなイメージ、この靴が世界に連れて行ってくれるようにと想いを込め制作ました。女性のハイヒールはよく作品に使ってきましたが、ハイヒールに比べて男性の革靴はとっても頑丈でびっくりしました。

Q3: 今後の活動予定、展望を教えてください。

美術館やギャラリーでの展覧会が多いですが、アート以外の分野とも仕事をしていきたいです。いろんな場所、いろんな人、いろんな素材と出会って世界中どこでも作品を作っていきたいと思ってます。

荒木由香里
(YUKARI ARAKI)

1983年生まれ。ものや空間と対話するように立体やインスタレーションの作品を制作している。
主な展覧会に、個展「落ちた羽、スキップ」(2018年 アインソフディスパッチ、名古屋)、「京都アートラウンジ」(2018年 ホテルアンテルーム京都、京都)、個展「星を想う場所」(2017年 佐久島、愛知)、個展「眼差しの重力」(2016年 LOKO GALLERY、東京)、「2015年度魅力発信事業成果展 リフレクション」( 2015年 岐阜県現代陶芸美術館、岐阜)、「WABI SABI SHIMA」(2015年 H18 gallery、ブリュッセル)、「三重の新世代 2015」(2015年 三重県立美術館、 三重)、個展「APMoA Project ARCH 何ものでもある何でもないもの」(2012年 愛知県美術館、名古屋)等、
愛知を拠点に国内外で多数。
WEB :http://yukariaraki.com/