歩きたくなる道

歩きやすさを追求したリーガルウォーカー。
その一足を履いて、歩きたくなる道があります。
全国に点在する、味わい深く、散歩が楽しい道をご紹介します。

神戸 旧居留地から 神戸の歴史とともにあった道 神戸 旧居留地から 神戸の歴史とともにあった道

東では横浜がそうだったように、神戸は1858年に諸外国と結ばれた「修好通商条約」を機に運命が一変した寒村だった。
現在の「旧居留地」は、かつて神戸港の開港にともない、外国人が働き暮らしを営んだ場所。
1894年に日本へ返還されてからも欧米の空気を色濃く残し、近代洋風建築のオフィスが立ち並ぶ独特の風景を生み出した。
今回は、そんな旧居留地をスタートして神戸港を望み、
開港後に外国人が好んで居住した高台、北野へと足を伸ばそう。

この道を知る

外国人が居住し、貿易に従事するための居留地を設計したのは、当時27歳のイギリス人土木技師、J・W・ハート。当時の英字新聞で「東洋で最も美しく、よく設計された居留地」と賛美された一角は、約150年経った現在も同じ区割り。当時の設計が、今なお神戸の中心地に息づいている。
1983年、神戸市は旧居留地を「都市景観形成地域」に指定し、この地に残る歴史的な風景を守る意志を明らかにするが、12年後に阪神・淡路大震災が神戸の街を襲った。壊滅的な打撃を受けた旧居留地の復興は、しかし周辺地域より早く進んだのだそうだ。今、旧居留地を歩けば、震災の爪痕に触れることなく、異国の風が吹いた往時の雰囲気を感じられる。神戸の歩みそのものである、この地の復興に向かう市民の強い思いを想像する。

この道を楽しむ

震災の被害を乗り越えた近代洋風建築の多くはハイブランドの店舗やカフェとして活用されており、自然な形で神戸の日常を彩っている。旧居留地のランドマーク的存在が、御影石で飾られた大丸神戸店。明石町筋に面した回廊にはカフェテラスがあり、ゆったりとした時間が流れている。
異文化が交差した神戸の街は、少し歩くだけで異なる色の街並みに出会える。大丸神戸店の西側には、神戸の貿易を支え続けた華僑が暮らした中華街「南京町」。港にほど近い海岸通には、旧居留地らしい建物が並び立つ。海に面したメリケンパークで風を感じながら、青空に映える神戸ポートタワーを写真におさめたい。港から山手に向かい、北野坂をまっすぐ歩いていくと「異人館街」にたどり着く。神戸港が開かれて以来、来日外国人が増え、山手の高台に外国人向けの住宅が続々とつくられたことが起源だ。歴史を感じさせる異人館を利用したカフェで一休みも楽しい。

この道を歩く

神戸は海と山が近い街。山手に向かう坂道は上るほどに傾斜が強まり、異人館街は階段も多い。クッション性の高いシューズで、足への負担を軽くして歩きたい。さらに、居留地に暮らす外国人向けの商売として靴産業が栄えた神戸は「履き倒れの街」として古くから有名で、ファッションにもこだわりがある土地。機能性だけでなく、コーディネートにしっくり馴染む靴を選びたい。
お気に入りの靴で歩くのは、かつて居留地で生きた人々が歩いていた道。仕事を終えて、家族の待つ山手に帰る当時のビジネスマンの心持ちになれば、急坂を歩く足取りも軽くなるかも。

JR東海道本線三ノ宮駅・阪神・阪急神戸三宮駅・新交通・地下鉄三宮駅下車 徒歩約10分

この道を楽しむ

  • MEN'S
  • LADIES

2019 Fall & Winter

2019 Spring & Summer

2018 Fall & Winter

2018 Spring & Summer

  • SUMEMR 歩きたくなる道 初島周遊道
  • SUMEMR 歩きたくなる道 レインボープロムナード

2017 Fall & Winter

  • WINTER 歩きたくなる道 レインボープロムナード
  • FALL 歩きたくなる道 大谷資料館

2017 Spring & Summer

  • SUMEMR 歩きたくなる道 七里ヶ浜・七高通り
  • SPRING 歩きたくなる道 川越・鐘つき通り