歩きたくなる道

歩きやすさを追求したリーガルウォーカー。
その一足を履いて、歩きたくなる道があります。
全国に点在する、味わい深く、散歩が楽しい道をご紹介します。

福岡市 大濠公園 様々な思いが去来した、かつての海を渡る道 福岡市 大濠公園 様々な思いが去来した、かつての海を渡る道

古来、東アジアとの交流拠点として栄えてきた商人の街、博多。
中州を流れる那珂川を挟むように、関ケ原の戦いで功績を上げた黒田長政が福岡城を築き、武士の街となった福岡。
博多と福岡というふたつの街は、それぞれのカラーを残して育ち、日本を代表する大都市となった。
今回ご紹介する大濠公園は、1929年に開園した日本有数の水景公園。
心安らぐ風景の美しさだけでなく、この土地の歴史を感じられる人々の憩いの場だ。

この道を知る

大濠公園の名の由来は、福岡城築城の際に博多湾の入江だったこの地域を埋め、外濠(大濠)としたこと。しかし、明治維新を機に福岡城が廃城になると、濠は徐々に埋め立てられ、水の循環が滞ったことで周辺の環境が悪化した。
大濠をめぐって様々な開発計画が立てられる中、日比谷公園の開発で知られる本多清六教授の公園整備計画が採用された。大濠を「東亜勧業博覧会」の会場として整備し、終了後に公園と住宅街として活用する条件で予算が認められた。博覧会終了後の1929年、現在の大濠公園の大枠が誕生した。池には3つの人工島とそれらをつなぐ4つの橋が造成され、池を渡る風を感じることができる。

この道を楽しむ

広々とした池のほとりに立つと、油山や脊振山まで見渡せる大濠公園。都心と自然が近い福岡らしい風景だ。公園内には、ボートハウス大濠パークなどの飲食施設もあり、時間帯によって刻々と変化する水景を楽しんだり、貸しボートに乗ることもできる。公園には野鳥も多く生息し、カメラを構えている人も少なくない。
大濠公園周辺は、福岡城が築かれる前から、日本の歴史を左右する重要な場所だった。現在も、アジアからの観光客でにぎわう街には、かつて「鴻臚館」という迎賓館が存在した。7世紀後半から約400年間、遣唐使や朝鮮半島の使節団、商人たちを迎え入れてきた鴻臚館。公園のそばにある鴻臚館跡展示館を見学すれば、常に大陸との玄関口であったこの地の歴史を感じられる。福岡城跡の大天守台から街を眺めると、池の向こうにシーサイドエリアが見渡せる。新旧の街の魅力が一度に味わえる場所として人気が高い。

この道を歩く

池をぐるりと囲む約2㎞の園路は、自転車専用路とジョギングロード、池の一番近くを通る散策路に分けられており、のんびりと散策を楽しむことができる。池を渡る橋の中で最長の観月橋は、どこか中国の庭園を訪れたような雰囲気を醸し出している。朝方、夕方、少し人出が落ち着いた頃に4つの橋を渡ってみたい。心地よい風を感じ、十分に水景を味わったら、九州一の繁華街天神にも足を伸ばしてみよう。魅力的なスポットが密集する天神エリアは、軽く、クッション性の高いシューズを選び、疲れ知らずで歩きたい。

福岡市地下鉄空港線 大濠公園駅または唐人町下車 徒歩7分

この道を楽しむ

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  • SUMEMR 歩きたくなる道 福岡市 大濠公園

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